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Re: アレニウスの酸・塩基の定義について

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なし Re: アレニウスの酸・塩基の定義について

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013/12/19 9:56
ゲスト 
けい 様

アレニウスの酸塩基の定義は「水溶液中で」という前提が大事なのではないかと思います。ルイスやブレンステッドの定義ではその制限がはずされているのでより一般的になっています。「水溶液中で」の要点は、水が両性化合物であるということにあります。

> 「酸とは,水に溶けて水素イオンH+を生じる物質であり,塩基とは,水に溶けて水酸化物イオンOH-を生じる物質である。」

は、もう少し正確に表現するなら、「酸とは、水に溶けて、水酸化物イオンよりも水素イオンをより多く生じる物質である。」ですね。もう一方の表現の方も同様です。

例えばフェノールが水に溶けると、

(1) PhOH + H2O → PhO(-) + H3O(+)
(2) PhOH + H2O → PhO(+)H2 + OH(-)

という2つの反応が起こる可能性があるわけですが、(1)式の方が(2)式よりも圧倒的に多く起こるため、フェノールは酸であるということになります。ご存知のように、俗にH(+)と書くものはH3O(+)のことです。

同様に、アンモニアの場合でも

(3) NH3 + H2O → NH2(-) + H3O(+)
(4) NH3 + H2O → NH4(+) + OH(-)

という2つの反応のうち、(4)式の方が(3)式よりも圧倒的に多く起こるため、アンモニアは塩基であるということになります。

ちなみに、フェノールのpKaは素直に(1)式の値で表示するのに対して、アンモニアのpKaは(4)式の、それも、NH4(+)側から見た値で表示するので分かりにくいですね。

 公孫硫
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