(7263)
分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
あぐり(中3)
2004/10/14(木) 05:31
理科でものには分子を作るものと作らないものがあると聞きました。
分子を作るもの、作らないものの特徴を教えてください。
仕組みではなくて、どう区別できるのか、たとえば水にとける、とか、電気を流す、とか。。。お願いします
(7274) (Re:7263)
Re:分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
IRON28
2004/10/15(金) 00:26
#7263 あぐり(中3)さん
>理科でものには分子を作るものと作らないものがあると聞きました。
>分子を作るもの、作らないものの特徴を教えてください。
ちょっとこれでは回答しにくいのです。「分子」の意味がやや広いので。
中学校ではどういうものを分子と呼んでいるかを判断したいので、分子を
「作るもの」と「作らないもの」の例を挙げてください。
(7278) (Re:7274)
Re:分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
いわし
2004/10/15(金) 01:30
>>理科でものには分子を作るものと作らないものがあると聞きました。
>>分子を作るもの、作らないものの特徴を教えてください。
>ちょっとこれでは回答しにくいのです。「分子」の意味がやや広いので。
>中学校ではどういうものを分子と呼んでいるかを判断したいので、分子を
>「作るもの」と「作らないもの」の例を挙げてください。
*** これは私の推測ですが ***
質問した当人は、“それ”が判らないんじゃないかと思います。
私が、自分の中3の時点でどれぐらい知っていたか、と記憶をたぐって
みて思うに
「『分子を作るもの』と『分子を作らないもの』、
何? それ?」
っていう状況なのではないかと。
( もし、↑この推測が間違っているなら、どうぞ、あぐりさん、
そう言ってください )
そこで、私が、あぐりさんに代わって挙げてみます。
どちらも、「分子を作らないもの」です。
●ポリエチレン
●鉄
(この例自体が、「分子を作らないもの」の共通した特徴を言う
のはムリ、と言っているようなものですが )
(7280) (Re:7278)
Re2:分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
M&M
2004/10/15(金) 06:45
いわし さん、こんにちは。
> そこで、私が、あぐりさんに代わって挙げてみます。
>
> どちらも、「分子を作らないもの」です。
> ●ポリエチレン
> ●鉄
あぐり さんに代わって挙げられたので、いわし さんはそう思ってはおられないのかもしれませんが、ポリエチレンは分子からなる物質です。分子を「一定の大きさをもつ単位粒子」と定義するのならポリエチレン分子という分子は存在しないことになりますが、普通には分子量分布がある高分子化合物も分子というのではないでしょうか。
(7281) (Re:7278)
Re3:分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
IRON28
2004/10/15(金) 06:51
7278 いわしさん
>質問した当人は、“それ”が判らないんじゃないかと思います。
だから教科書に載っているであろう実例を挙げて欲しいわけです。
>私が、自分の中3の時点でどれぐらい知っていたか、と記憶をたぐって
>みて思うに
私が中学3年時点(1964年)のことを思いだすと、ダイヤモンドや
食塩は「結晶」として通常言う分子には分類されてはいないが「巨大分子」
という考え方もある、ということは知っていました。Na∞Cl∞との表現を
見たことがあります。大学院でもCystals as Giant molecules という言葉にも
出くわして「なるほど」と思ったことがあります。化学結合という割と局所的
なことを問題にする場合、「分子」も「結晶」も本質的な違いはないので、
こういう研究分野の人の頭のなかでは「分子」と「結晶」の間の垣根がなく
なっているのだろうと勝手に想像しておりました(^^; 今はこのときから既
に四半世紀以上。今の中学や高校の教科書ではどうなっているのかが知りたい
わけです。
> どちらも、「分子を作らないもの」です。
>ポリエチレン
これ「高分子」の典型例ですよ(^^;「巨大分子」とは言いませんが。
>鉄
「巨大分子」の一種ですね(^^;
それからヘリウムやアルゴンなど不活性ガスを「単原子分子」呼ぶことはなかった
ですかね?。なんかあったような記憶が・・・。
(7275) (Re:7263)
Re:分子でない物質は分子を作る物質と何が違うの?
M&M
2004/10/15(金) 00:43
あぐり(中3)さん、こんばんは。
>理科でものには分子を作るものと作らないものがあると聞きました。
>分子を作るもの、作らないものの特徴を教えてください。
>仕組みではなくて、どう区別できるのか、たとえば水にとける、とか、
>電気を流す、とか。。。お願いします
日本語はあいまいなところがあります。「ものには分子を作るものと作らないものがある」というのは、どうも科学的な表現ではありません。「ものが分子をつくる」というと、この「もの」とは 原子 を指していると理解されます。私なら、「ものには分子からなるものと、それ以外の粒子(原子あるいはイオン)からなるものがある」といいます。そのときは「もの」とは、目に見えるような物質を指します。
物質をどんどん分割していくと、それ以上は分割できない最小の粒子に到達します。それを物質を構成している最小の 単位粒子 といいます。その単位粒子が分子であったり、イオンであったり、原子であったりするのです。分割するといっても原子を分割して原子核と電子に、さらに原子核を陽子と中性子にというように、素粒子にまで分けることはここではしません。
分子というのは同種または異種の原子が強い結合力で結びついて、一つの粒子をつくっています。例えば水素分子H2、窒素分子N2、アンモニア分子NH3、エタノール分子C2H5OHというように。ところが塩化ナトリウムの結晶を考えると、NaCl という独立した単位粒子が存在せず、ナトリウムイオンという陽電荷をもった粒子(陽イオン)と、塩化物イオンという陰電荷をもつ粒子(陰イオン)が交互に3次元的に連なっているのです。あえていえば、目に見える食塩の結晶1粒が分子ともいえます。
金属も分子からできていませんし、ダイヤモンドは炭素の結晶ですが、やはり分子からはできていません。これらは原子の集まりです。しかし原子が単に集まっただけではなく、原子間に強い結合力が働いています。
仕組みが理解されていないのに、どう区別できるかというのは無理がありますね。水に溶けるか溶けないかでは区別できません。分子からなる砂糖もイオンからなる食塩も水に溶けます。固体のままでは、電気を通すか通さないかでも区別できません。金属は電気を通しますが、砂糖も食塩も電気を通しませんね。しかし、水に溶かした溶液が電気を通すかどうかによって、砂糖水は電気を通しませんから、砂糖は分子からなる物質であり、食塩水は電気を通すからイオンからなる物質であると推定することは可能です。しかしこれもあてになりません。塩化水素という気体があります。これはHClという分子からなる気体ですが、水に溶けると塩酸になって、塩酸は電気を通します。
中学生である あぐり さんが、分子からなる物質と、そうではない物質を簡単に見分ける一般的な手段はないといってよいでしょう。これでは答えになりませんか……。
(7282) (Re:7263)
一筋縄ではいかないです。
イルカ
2004/10/15(金) 08:32
あぐり(中3)さん、イルカです。
>理科でものには分子を作るものと作らないものがあると聞きました。
化学は、物の成り立ちを学ぶ学問ですが、中学校では本当に基本的な事。さわりしか習わないので、物の成り立ちのすべてを見渡す事は難しいです。
(1)まず、私達のまわりには色々な物質があり、それらはその物質特有の性質を持っています。例えば水は水としての性質を持っていますが、それを半分に分け、さらに半分に分けとどんどんと分けていくと、もうそれ以上分けると水でなくなる最小単位になります。
(2)そのような物が実にたくさんありますが、それらはすべてさらに小さな物質が結びついてできています。
・・・宇宙は実は単純な小さな物が組み合わさってより多き物を作っているのでは・・・
その仕組みがわかると、まわりの物をより理解できるのでは←それが化学。いや物理や生物や、およそ科学と呼ばれるものは、そのあたりから出発しているのかも
さて、最初の質問ですが、簡単な気体についてなら、ある程度の法則は見とおせるでしょう。元素の周期律表を見ると特定の縦の列のものだけ、原子=その気体の最小単位になります。
それ以外の元素はすべて他の元素と結びつかないとなりません。2原子分子(同じ元素がふたつ)や化合物(異なる元素とふたつ以上)
異なる元素との化合物の場合、それぞれの元素の性質が離れているほど水に溶けやすいものが多く、溶けたら電気を流しやすい。・・・一般論であって例外はたくさんありますが、中学校で学ぶ物質はだいたいこれに従うかな?
気体以外、あるいは気体は存在しえない物質については、ある元素や分子の周囲に他の元素や分子が存在するため、気体とは比較にならないほど複雑になります。それらは高校以降の楽しみとして取っておきましょう。
____________イルカ_________________
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