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(1830) 草ばかり食べてる牛がなぜあんなにおおきいの?
としふみ
2003/08/19(火) 18:55

牛は草だけ食べていますよね(ホルスタインなどの品種改良されたものを除いて)。それなのになぜあんなにおおきく太っているのでしょうか。また、冬場など干草を食べさせますが、栄養は足りているのでしょうか。


(1834) (Re:1830)
Re: 草食動物のサイズ
チビマル
2003/08/19(火) 20:44

 としふみ さん,こんにちは。【理科】へようこそ。すみませんけど,必ず学年も書いて下さいね(答えにくいからです)。

| それなのになぜあんなにおおきく太っているのでしょうか。

 そうですよね。太ったタレントさんなんかは,油っぽいものを食べて「まいうー」なんて言ってるから,太っているのは当たり前だなんて思ったりしますけれど。(+_*)\ばき

 冗談はさておき,草食動物にはとても身体のサイズが大きいものと,そうでないものがあります。例えばウサギなんかは草ばかり食べているのに,身体は小さいですよね。

 面白いことに,マックス・クライバーという生物学者(『生命の火:動物エネルギー学』(1987.9. 養賢堂, 東京)という本を書かれています)が,こんな計算をしています。

 体重 500kg の雄ウシ2頭と,体重2kg のウサギ500匹と,餌のわら 10トンを用意して飼育した。そうすると,どちらも 0.2トンの新しい肉ができて(つまり太って),6トンの糞の山が出来るというのです。ところが,ウサギはわずか3ヵ月でわらを食べ尽くしたのに対して,ウシは14ヵ月もかかったのだそうです。どうも,この食事時間の違いにヒントがありそうです。

 実は,ウサギは長い盲腸を持っています。この盲腸の中には多くの細菌を飼っていて,小腸でこなすことができなかった草の繊維を盲腸の中で発酵させているのです。そしてコロコロの丸い糞をして,時々その自分の糞を食べたりもしています。ウサギは消化できなかった糞さえも食べて,自分の肉にしようとするのです。

 反対にウシはものすごくゆっくりと食事をします。ウシやシカやシマウマやスイギュウなどを観察していると,常に口をもぐもぐ動かしています。彼らは反すう類と呼ばれていて,胃袋が何と4つもあるのです。最初の胃で消化した草を口の中に吐き戻して,さらにくちゃくちゃとすり潰してから,2番目の胃へと流し込んで行くのです。2番目の胃のあとはそのまま3番目・4番目へと食物が移動して行きます。


| また、冬場など干草を食べさせますが、栄養は足りているのでしょうか。

 面白い事に,ビタミン不足は他の方法で補っているようです。

 さて,としふみさんは私が書いたヒントの話を読んで,どのように考えたでしょうか。としふみさんが書き込んだコメントを元にして,もう少し詳しい話をしていきましょうね。(^o^)





(1837) (Re:1834)
Re2: 草食動物のサイズ
おはる
2003/08/19(火) 23:59

#1834 チビマルさん、こんにちは。おはるです。

兎オタクでございます。ので、ちょっとだけ訂正いれさせてください。

> 実は,ウサギは長い盲腸を持っています。この盲腸の中には多くの細菌を飼っていて,小腸でこなすことができなかった草の繊維を盲腸の中で発酵させているのです。そしてコロコロの丸い糞をして,時々その自分の糞を食べたりもしています。ウサギは消化できなかった糞さえも食べて,自分の肉にしようとするのです。

兎は2種類の糞をします。普段目にするころころの糞と、もうひとつは食糞と呼ばれるやわらかいつぶつぶの糞です。食べるのは食糞と呼ばれるほうで、これは直接尻に口を付けて食べてしまいますので、普段目にすることはありません。また、これは未消化の糞ではなく、食べるために「特別に」製造された糞で、中にはビタミン等が含まれています。

枝葉末節の部分ではあるのですが、是非正確な情報に触れていただきたかったもので、書き込みさせていただきました。


おはるhttp://www.cmn-info.org/
2003/08/19(Tue) It's so COOL!!CMN



(1838) (Re:1837)
Re3: 草食動物のサイズ
チビマル
2003/08/20(水) 00:35

 おはる さん,こんにちは。いえいえ,こちらこそ追加情報をどもども。

# とか言って,後で としふみ さんの反応を見てから書き加えようかなと思っていたのですけど。(^^;)何せ,学年が明記されてないもんで

 食糞については,内臓のどこで作られるとか,どのような細菌叢であるかとかまで突っ込むと,家畜栄養学とか衛生学や微生物学の内容にまで入り込んでしまうんで,そういう例もあるよ,というだけでやめておいたんです。実は(笑) 反芻動物の話も,本当は小原先生の『反芻動物の栄養生理学』(農山漁村文化協会, 1998, 東京)を参照って言ってしまった方が早いんだけど(ほとんどネタばれモードですね)。





(1847) (Re:1834)
Re2: 草食動物のサイズ
としふみ
2003/08/20(水) 22:59

> お返事ありがとうございます。6年生です。記入を忘れてごめんなさい。チビマルさんのヒントを元に考えてみました。牛は長い時間をかけ、4つの胃を使って食べ物を消化します。ですから、栄養を余すことなく吸収できる、だから体が大きくなる、ということでしょうか。けれども、いくらよく吸収しても、やはり草ではあれほど大きくなれないのではないかという気がしてしまいます。実際は草だけで、大きくなっているわけですが不思議です。なぜでしょう。

<としふみ さん,こんにちは。【理科】へようこそ。すみませんけど,必ず学年も書いて下さいね(答えにくいからです)。

| それなのになぜあんなにおおきく太っているのでしょうか。

> そうですよね。太ったタレントさんなんかは,油っぽいものを食べて「まいうー」なんて言ってるから,太っているのは当たり前だなんて思ったりしますけれど。(+_*)\ばき

> 冗談はさておき,草食動物にはとても身体のサイズが大きいものと,そうでないものがあります。例えばウサギなんかは草ばかり食べているのに,身体は小さいですよね。

> 面白いことに,マックス・クライバーという生物学者(『生命の火:動物エネルギー学』(1987.9. 養賢堂, 東京)という本を書かれています)が,こんな計算をしています。

> 体重 500kg の雄ウシ2頭と,体重2kg のウサギ500匹と,餌のわら 10トンを用意して飼育した。そうすると,どちらも 0.2トンの新しい肉ができて(つまり太って),6トンの糞の山が出来るというのです。ところが,ウサギはわずか3ヵ月でわらを食べ尽くしたのに対して,ウシは14ヵ月もかかったのだそうです。どうも,この食事時間の違いにヒントがありそうです。

> 実は,ウサギは長い盲腸を持っています。この盲腸の中には多くの細菌を飼っていて,小腸でこなすことができなかった草の繊維を盲腸の中で発酵させているのです。そしてコロコロの丸い糞をして,時々その自分の糞を食べたりもしています。ウサギは消化できなかった糞さえも食べて,自分の肉にしようとするのです。

> 反対にウシはものすごくゆっくりと食事をします。ウシやシカやシマウマやスイギュウなどを観察していると,常に口をもぐもぐ動かしています。彼らは反すう類と呼ばれていて,胃袋が何と4つもあるのです。最初の胃で消化した草を口の中に吐き戻して,さらにくちゃくちゃとすり潰してから,2番目の胃へと流し込んで行くのです。2番目の胃のあとはそのまま3番目・4番目へと食物が移動して行きます。


| また、冬場など干草を食べさせますが、栄養は足りているのでしょうか。

> 面白い事に,ビタミン不足は他の方法で補っているようです。

> さて,としふみさんは私が書いたヒントの話を読んで,どのように考えたでしょうか。としふみさんが書き込んだコメントを元にして,もう少し詳しい話をしていきましょうね。(^o^)







(1856) (Re:1847)
Re3: 草食動物のサイズ
チビマル
2003/08/21(木) 04:16


 としふみ さん,こんにちは。6年生ですか。まだ掲示板の書き方に慣れてないようですね。ここは前発言が簡単にたどれますから,引用する文章は最低限で良いですよ。

 としふみさんは実際のウシの世話をした経験はありますか? 私は学生時代にウシにけとばされたり,いきなり下痢のうんちをぶっかけられたりして,どうもあれ以来,大きい動物は苦手になりました。(^^;)

# テレビでは出産シーンがとても感動的に出てたりしますけど,大変なんですよ。

| 牛は長い時間をかけ、4つの胃を使って食べ物を消化します。ですから、栄養を余すことなく吸収できる、だから体が大きくなる、ということでしょうか。

 理由の一つはそれになります。というのが,草をてっていてきに栄養にしてしまうからです。2kg のウサギ500匹と,500kg のウシ2匹の例を使って説明したのは,ウシもウサギもてっていてきに草を栄養として吸収していることを言いたかったからです。

 それでは,太る肉の重さも合計すれば同じ,出て来る糞の量も合計すれば同じということはどういうことなんでしょう。ウサギもウシもえさの量が同じならば,同じ体重どうしで比べると,結果としては同じだけの消化能力を持っているということが分かると思います。

 そこで出て来るのが,もう一つの理由です。ウシは非常に長い時間を使って草を食べます。それに対して,ウサギはたった3ヵ月で草を食べつくします。これには,ウシとウサギの寿命の違い,つまり身体のサイズの違いという理由がくっついて来るのです。

 ウサギは早く草を食べて,早く成長して,すぐに子どもを産んで,10年ほどで年老いて死にます。それに対して,ウシの寿命は30年ほどです。ウシは人間と同じように難産で,そして長生きをする動物なのです。

 結局,ウシは身体のサイズを大きくすることで寿命を伸ばしたとも言えるのです。大きい動物はどれも長生きです。ブタは27年,ラクダやキリンは約30年,ウマだと46年,カバは51年,インドゾウになると70年も生きます。反対に,身体が小さい動物は寿命が短いです。実験用のマウスだと1年半,ハツカネズミだと3年半,リスは意外と長くて15年くらいですか。

 そうなって来ると,これは結局,寿命と「生まれつきの身体の大きさ」の関係ということになるんじゃないかなと思います。生きものにはまだまだ分からないことがたくさんあるので,としふみさんもいっしょうけんめいに勉強して,大学で生きものを勉強してみて下さい。そうすると,もっとはっきりした理由がつかめるかも知れません。

P.S. #1855 はミスアップしましたので,削除してアップし直しました。




(1859) (Re:1834)
Re2:草食動物のサイズ
不思議猫
2003/08/21(木) 08:00

チビマル さん、みなさん、こんにちは(^o^)ノ

ええっと、直接回答になるような内容を含むと、せっかくの他の回答者の方々の苦労が水の泡になるので、はなはだ書きづらいのですが……とりあえずリンクという形で回避しておきます(^^;;;(回避になっているのかどうか……)以下の部分はチビマルさんあてということで(^^;;;

> 反対にウシはものすごくゆっくりと食事をします。ウシやシカやシマウマやスイギュウなどを観察していると,常に口をもぐもぐ動かしています。彼らは反すう類と呼ばれていて,胃袋が何と4つもあるのです。最初の胃で消化した草を口の中に吐き戻して,さらにくちゃくちゃとすり潰してから,2番目の胃へと流し込んで行くのです。2番目の胃のあとはそのまま3番目・4番目へと食物が移動して行きます。


 わたしの記憶では牛の場合、第1胃→第2胃→反芻(口)→第3胃→第4胃だったと思ったのですが、今ちょっと調べてみるとキッズファーム牛の胃袋の話牛の博物館に書いてあるようにもう少し複雑なようです。ただまあ行きつ戻りつはあるけれど基本は牛コラムに単純に書いてあるように「第2胃→反芻→第3胃」とここに反芻が入るのではないかと。

 としふみさんは6年生だということでこの学年だと微妙なところでしょうがせっかくの夏休みなので、ここにある簡単な回答にたどりつくだけでなくさらにそこから一歩踏み込んでみると、チビマルさんが#1838で書いておられるように、非常に面白い奥深い世界が広がっていると思います。


ではまた(^o^)/~~~                 2003/08/20(水) 23:50 不思議猫 ヨリ




(1860) (Re:1859)
Re3: 草食動物のサイズ
チビマル
2003/08/21(木) 11:05

 不思議猫 さん,こんにちは。【理科】へようこそ。FSCI でお見掛けしたような記憶がありますけど,社会人の方なのかな。一応,ここでは身分照会だけはお願いしますね。

|  わたしの記憶では牛の場合、第1胃→第2胃→反芻(口)→第3胃→第4胃だったと思ったのですが、

 ははは(笑) 実際に解剖してみると,その常識が必ずしも正しくないことが分かるかと思います。普通,学生実験の解剖では一度アルコールなどで洗浄処理した物を使うので分かりにくいのですけど;生身の「生きている」胃袋を手術してみると,第2胃というのは結構中間的な存在なんだなということに気付くと思います。

 教科書的には,栃木県畜産試験場の 牛の胃袋の話 が一番そつなく書いてありますけど,アメリカの教科書なんかを読んでいると必ずしもそればかりが正解じゃないということが分かると思います。

# 実は第1胃に住んでいる,細胞壁(β-セルロース結合)を分解する原生動物や細菌の死体そのものが,ウシにとってはこの上ないごちそうでもあるのです。

 一般的に,反すう類 (ラテン語で ruminant) というのは4つの胃を持っていて,第1胃を rumen こぶ胃 と言い,第2胃を reticulum ハチの巣胃・網胃 と言い,第3胃を omasum 葉胃 と言い,第4胃を abomasum しわ胃・真の胃 と呼んでいます。第2胃というのは名前の通り,実はフィルターの役割をしています。つまり,第1胃でこなされたどろどろの栄養分は第2胃を通過して第3胃へと流されて行くのです。日本の畜産学の教科書で第1胃から第2胃に行ってそれから口に戻るという記述がされているのは,この第2胃のフィルターにひっかかった未消化の草の形をした食物を口に戻すからという意味なんです。つまり,第2胃を通過する食物とそうでない食物があって,後者は第2胃を経由して口に戻されるという「常識」がいつの間にか「解答」として定着したものだと考えられます。実際,第1胃から直接第2胃を経て第3胃へと流されて行く食物も多いのです。動物愛護派の人たちには怒られちゃいそうですけどね(笑)

# としふみさんにはちょっと難しかったかも知れませんけど,生きものの世界はたった一つの解答だけじゃない,複雑な世界なんだということが分かっていただければ幸いです。




(1875) (Re:1860)
Re4: 草食動物のサイズ
としふみ
2003/08/21(木) 22:34

> みなさん 本当にありがとうございました。牛の長い腸の中には、細菌や酵素があって、草のでんぷんをたんぱく質や脂肪に変化させることが出来るということですね。また、長い時間かけてご飯を食べるということが、体の大きさや寿命の長さに関係しているということですね。面白いですねー。すごいですねー。もっともっと勉強してみたいと思います。また教えてください。ありがとうございました。

<不思議猫 さん,こんにちは。【理科】へようこそ。FSCI でお見掛けしたような記憶がありますけど,社会人の方なのかな。一応,ここでは身分照会だけはお願いしますね。

|  わたしの記憶では牛の場合、第1胃→第2胃→反芻(口)→第3胃→第4胃だったと思ったのですが、

> ははは(笑) 実際に解剖してみると,その常識が必ずしも正しくないことが分かるかと思います。普通,学生実験の解剖では一度アルコールなどで洗浄処理した物を使うので分かりにくいのですけど;生身の「生きている」胃袋を手術してみると,第2胃というのは結構中間的な存在なんだなということに気付くと思います。

> 教科書的には,栃木県畜産試験場の 牛の胃袋の話 が一番そつなく書いてありますけど,アメリカの教科書なんかを読んでいると必ずしもそればかりが正解じゃないということが分かると思います。

># 実は第1胃に住んでいる,細胞壁(β-セルロース結合)を分解する原生動物や細菌の死体そのものが,ウシにとってはこの上ないごちそうでもあるのです。

> 一般的に,反すう類 (ラテン語で ruminant) というのは4つの胃を持っていて,第1胃を rumen こぶ胃 と言い,第2胃を reticulum ハチの巣胃・網胃 と言い,第3胃を omasum 葉胃 と言い,第4胃を abomasum しわ胃・真の胃 と呼んでいます。第2胃というのは名前の通り,実はフィルターの役割をしています。つまり,第1胃でこなされたどろどろの栄養分は第2胃を通過して第3胃へと流されて行くのです。日本の畜産学の教科書で第1胃から第2胃に行ってそれから口に戻るという記述がされているのは,この第2胃のフィルターにひっかかった未消化の草の形をした食物を口に戻すからという意味なんです。つまり,第2胃を通過する食物とそうでない食物があって,後者は第2胃を経由して口に戻されるという「常識」がいつの間にか「解答」として定着したものだと考えられます。実際,第1胃から直接第2胃を経て第3胃へと流されて行く食物も多いのです。動物愛護派の人たちには怒られちゃいそうですけどね(笑)

># としふみさんにはちょっと難しかったかも知れませんけど,生きものの世界はたった一つの解答だけじゃない,複雑な世界なんだということが分かっていただければ幸いです。






(1880) (Re:1860)
Re4: 草食動物のサイズ
不思議猫
2003/08/22(金) 00:09

チビマル さん、みなさん、こんにちは(^o^)ノ


> 不思議猫 さん,こんにちは。【理科】へようこそ。FSCI でお見掛けしたような記憶がありますけど,社会人の方なのかな。一応,ここでは身分照会だけはお願いしますね。

 あ〜、ひょっとしてfchemでは初発言でしたか。ttyの方も含めるとずっと昔から見ていたもので、すみません。皆さまの分類用語では社会人ということになります。わたしの用語では社怪猫ですけど(^^;;;

 本題から外れて、牛の胃について詳しく教えていただいてありがとうございます。
 結局解剖学的な構造もモノを言ってきそうなのですが、口(食道)と胃とはどのようにつながっているのでしょうか。 牛の胃袋の話では、胃の構造については図で書いてあるのですが、入口・出口については明示してなかったのですが、第1胃の出口に関所として第2胃があり、第2胃を通過できなかった食物は口に差し戻しされるという感じでしょうか。

      口
     ↓↑
    第1胃
     ↓↑
    第2胃
     ↓
    第3胃
     ↓
    第4胃

 いやひょっとして、第1胃と第2胃とは境界あいまいだから

    第1胃
     ↓↑←→口
    第2胃
     ↓
    第3胃
     ↓
    第4胃
こんな感じ?

 たしかに口→第1胃→第2胃→反芻→第3胃→第4胃とすると食道が2本要りそうで(^^;;;妙ですね。



>つまり,第2胃を通過する食物とそうでない食物があって,後者は第2胃を経由して口に戻されるという「常識」がいつの間にか「解答」として定着したものだと考えられます。実際,第1胃から直接第2胃を経て第3胃へと流されて行く食物も多いのです。


 ふみゅ。大変勉強になりました。FSCIでも恥のかきすて状態ですが(^^;;;こちらでも同じ轍のようです(;^_^A

># としふみさんにはちょっと難しかったかも知れませんけど,生きものの世界はたった一つの解答だけじゃない,複雑な世界なんだということが分かっていただければ幸いです。

なはははは(^o^)。ついでに、おやと思ったらとにかく言ってみる方がいい、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということの勉強にも(爆)。


ではまた(^o^)/~~~
2003/08/21(木) 22:19 不思議猫 ヨリ



(1889) (Re:1880)
Re5: 草食動物のサイズ
チビマル
2003/08/22(金) 20:04

 不思議猫 さん,こんにちは。家畜解剖学の教科書の図版を載せられないのが残念です(笑)

| 第1胃の出口に関所として第2胃があり、第2胃を通過できなかった食物は口に差し戻しされるという感じでしょうか。

 どちらかと言うと,不思議猫 さんが示された,下の図のような感じですねぇ。

|     第1胃
|      ↓↑←→口
|     第2胃
|      ↓
|     第3胃
|      ↓
|     第4胃

 実際,第1胃の中に住んでいる微生物が植物繊維(つまりセルロース内のβ-グルコース結合)を消化し,それ(反すう食塊)を食道を通じて口に逆流させて,ぐちゃぐちゃさせてますからねぇ。実際,ウシが反すうしている時の口の匂いを一度かいでみて下さい(笑)

# まぁ,第2胃から逆流する食物は例外的なものですけどね。それほど,第1胃の中に住んでいる微生物の持つセルラーゼの消化作用は凄まじいものなのです。





(1904) (Re:1889)
Re6: 草食動物のサイズ
不思議猫
2003/08/23(土) 08:37

チビマル さん、みなさん、こんにちは(^o^)ノ

 コメントありがとうございました。これで世の中の誤解のひとつが解消され何よりです(笑)

 それにしても、今年はいい質問が集まってますね。大人も勉強になります。


ではまた(^o^)/~~~
2003/08/22(金) 22:31 不思議猫 ヨリ





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