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(13987) 苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
KUB
2006年04月11日(火) 11時52分

仕事で苛性ソーダを使うことになり..
タイトル通り、苛性ソーダ水,30%濃度のものを5L分作らなければならなくなってしまいました。
苛性ソーダは粒状のものを使用するのですが、30%の濃度にする為にはどれだけの
水・苛性ソーダが必要なのか、計算方法が分からないのです・・・
どちら様か、お教え下さいませ・・・



(13988)  (Re:13987)
Re:苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
M&M
2006年04月11日(火) 14時59分

KUB さん、こんにちは。M&Mと申します。
>仕事で苛性ソーダを使うことになり..
タイトル通り、苛性ソーダ水,30%濃度のものを5L分作らなければならなくなってしまいました。
苛性ソーダは粒状のものを使用するのですが、30%の濃度にする為にはどれだけの水・苛性ソーダが必要なのか、計算方法が分からないのです・・・

 30%水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダ水溶液)ですから、単純に考えれば
  水酸化ナトリウムの質量/(水酸化ナトリウムの質量+水の質量)= 0.30
になればよいわけです。しかし、問題点はいくつかあります。まず
1)濃度はおおざっぱでよいのか。
2)5Lという体積も約5Lでよいのかどうか。
次に
3)粒状の水酸化ナトリウムの純度。潮解性ですから、水分を含んでいます。また、空気中の炭酸ガスを吸収して一部は炭酸ナトリウムなどに変化しています。不純物が水分だけだとしても、いつも同じ水分を含んでいるとはかぎりませんので、これを決める必要があります。
 水分含有率がわかっていて、濃度を厳密に30%にする必要がないのであれば次のように調製すればよいでしょう。30%水酸化ナトリウム水溶液の密度は15℃で 1.332g/cm3 ですから、1Lの溶液中に約400gの水酸化ナトリウムを含みます。したがって、5Lつくるのであれば、2kg(純NaOHとして)を水に溶かして5Lにすればよいわけです。そして、例えば水分含量が10%のNaOHを使うのであれば、2/0.9=2.22kgを溶かして5Lにすばよいでしょう。
 いずれにしても、使用目的とか背景をお書きいただかないと、はっきりしたご返事にはなりません。



(13989)  (Re:13988)
Re:苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
KUB
2006年04月11日(火) 17時47分

>KUB さん、こんにちは。M&Mと申します。
>>仕事で苛性ソーダを使うことになり..
>タイトル通り、苛性ソーダ水,30%濃度のものを5L分作らなければならなくなってしまいました。
>苛性ソーダは粒状のものを使用するのですが、30%の濃度にする為にはどれだけの水・苛性ソーダが必要なのか、計算方法が分からないのです・・・


> 30%水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダ水溶液)ですから、単純に考えれば
>  水酸化ナトリウムの質量/(水酸化ナトリウムの質量+水の質量)= 0.30
>になればよいわけです。しかし、問題点はいくつかあります。まず
>1)濃度はおおざっぱでよいのか。
>2)5Lという体積も約5Lでよいのかどうか。
>次に
>3)粒状の水酸化ナトリウムの純度。潮解性ですから、水分を含んでいます。また、空気中の炭酸ガスを吸収して一部は炭酸ナトリウムなどに変化しています。不純物が水分だけだとしても、いつも同じ水分を含んでいるとはかぎりませんので、これを決める必要があります。
> 水分含有率がわかっていて、濃度を厳密に30%にする必要がないのであれば次のように調製すればよいでしょう。30%水酸化ナトリウム水溶液の密度は15℃で 1.332g/cm3 ですから、1Lの溶液中に約400gの水酸化ナトリウムを含みます。したがって、5Lつくるのであれば、2kg(純NaOHとして)を水に溶かして5Lにすればよいわけです。そして、例えば水分含量が10%のNaOHを使うのであれば、2/0.9=2.22kgを溶かして5Lにすばよいでしょう。
> いずれにしても、使用目的とか背景をお書きいただかないと、はっきりしたご返事にはなりません。


早速のレス頂きまして有難う御座います。
内容を読ませて頂き、当方の大変な不勉強さに愕然としています。
まず、使用目的なのですが、レントゲン写真現像に使用した定着廃液(=酸)のph値を3〜4から
5.7〜8.6の値へ中和する実験を行いたいのです。

仕事場には自動中和機,自動苛性ソーダ流入機→攪拌設備はあるのですが、苛性ソーダ流入機の容量が5Lで、苛性ソーダ溶液?の濃度は30〜40%にする旨、説明書に書いてありましたが、その濃度にするにはどれだけの苛性ソーダを購入し、どれだけの量の水と苛性ソーダを必要とするのか?見当がつかなかったのです。

ですので、濃度は大雑把でよく、体積も同じく5Lと思われます・・・水分含有率については...分からないです。

呆れてしまわれると思われますが、現状で御座いまして・・・
レクチャーも含めましてお教え頂ければ幸いです



(13998)  (Re:13989)
Re:苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
M&M
2006年04月12日(水) 18時47分

KUB さん、こんにちは。M&Mです。
>まず、使用目的なのですが、レントゲン写真現像に使用した定着廃液(=酸)のph値を3〜4から5.7〜8.6の値へ中和する実験を行いたいのです。
>仕事場には自動中和機,自動苛性ソーダ流入機→攪拌設備はあるのですが、苛性ソーダ流入機の容量が5Lで、苛性ソーダ溶液?の濃度は30〜40%にする旨、説明書に書いてありましたが、その濃度にするにはどれだけの苛性ソーダを購入し、どれだけの量の水と苛性ソーダを必要とするのか?見当がつかなかったのです。
>ですので、濃度は大雑把でよく、体積も同じく5Lと思われます・・・水分含有率については...分からないです。

 レクチャーというほどのことはありません。廃酸の中和に用い、濃度は 30〜40% の範囲にあればよいということですから、不純物の炭酸ナトリウムはほとんど気にする必要はありません。なぜなら炭酸ナトリウムも中和剤として働くからです。また、水分含量については、購入される水酸化ナトリウムのラベルに表示されているかもしれません。開封しなければ、その純度はほとんど変わらないように包装されているはずですから、表示されているNaOHの純度を用いて計算すればよいでしょう。
 先に述べましたように純粋なNaOHを用いるとすれば、NaOH 2kgを水に溶かして、体積を5Lにすれば 30%水溶液になります。溶液5Lの重さが 6.66kg になります。NaOHの純度が95%であれば 2kg/0.95=2.11kg、90%なら 2kg/0.90=2.22kgというように計算して、水に溶かして5Lにすればよいのです。この場合も溶液5Lの重さが 6.66kg になります。
 中和剤であり、自動中和機を用いるということは、溶液のpHが 5.7〜8.6 になれば自動苛性ソーダ流入機が止まるようになっていると思います。したがって、苛性ソーダの濃度に神経質になる必要はまずないでしょう。



(13999)  (Re:13998)
Re:苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
Sai
2006年04月12日(水) 20時10分

どうも
横から質問ですが

> 先に述べましたように純粋なNaOHを用いるとすれば、NaOH 2kgを水に溶かして、体積を5Lにすれば 30%水溶液になります。溶液5Lの重さが 6.66kg になります。NaOHの純度が95%であれば 2kg/0.95=2.11kg、90%なら 2kg/0.90=2.22kgというように計算して、水に溶かして5Lにすればよいのです。この場合も溶液5Lの重さが 6.66kg になります。

苛性ソーダを水に溶かすのは発熱反応では。
安全、楽に 溶液5Lを作るには どうしたらいいのだろう?



(14010)  (Re:13999)
Re:苛性ソーダ,5Lの水を30%の苛性ソーダ水にするには?
M&M
2006年04月13日(木) 18時42分

Sai さん、KUB さん、こんにちは。
どうも
>横から質問ですが

苛性ソーダを水に溶かすのは発熱反応では。
安全、楽に 溶液5Lを作るには どうしたらいいのだろう?

 横から質問と云うより「突っ込み」のような気がしないでもありませんが (^^)
 KUB さんが化学薬品に慣れておられないようですので、そうした注意も書くべきだったかもしれませんね。
 Sai さんのご指摘のように、苛性ソーダを水に溶かすと激しく発熱します。1モル(40g)の苛性ソーダが水に溶けると約44.5kJ(10.6kcal)の熱が出ます。これは今の場合でいいますと、2kgの苛性ソーダを水に溶かし5Lにするときには、20℃だったものがほぼ 90〜100℃近くまで温度が上がることになります。したがって、苛性ソーダと水を一気に混合することは危険ですから、時間をかけて冷却しながら混合する必要があります。いろいろ方法は考えられます。例えば
1)混合する容器を外から冷水か氷水で冷やしながら混合する。
2)混合は苛性ソーダに水を加えるのではなく、計算量よりやや少なめの水に苛性ソーダを少しずつ加えていく。最後に5Lに調節する。
3)水の代わりにを用いる。
などなどです。
 もう一つは、固体の水酸化ナトリウムを用いるのではなく、工業用水酸化ナトリウムとして市販されている48%水溶液を用いることです。これを希釈して30%水溶液にすればよいのです。この場合はわずかに発熱する程度です。
 発熱もさることながら、水酸化ナトリウムが劇物であり、一般に酸よりはアルカリの方が人体に危険であること(濃厚な水酸化ナトリウム水溶液に皮膚が触れると、激しい火傷をすることや目に入ると失明の危険性があるなど)も KUB さんにはご承知おきいただかなくてはなりません。したがって取り扱うときは
● ゴム手袋、防護眼鏡、耐薬品性の前掛けなどを着用すること。皮膚に付いたとき、中和するために希薄な酢酸水溶液(食酢など)を用意しておき、すぐ中和、水洗ができるようにしておくこと。
などをおすすめします。





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