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(146) 木製品のでんぷんの有無の調べ方教えてください
mimami
2005年08月15日(月) 16時19分

中一の自由研究で、木からできている品物のでんぷんの有無をヨーソ液を使って調べています。「つまようじ」とか「わりばし」に直接たらしても反応しません。どのようにしたらしらべられるのか教えてください。



(151) (Re:146)
Re:木製品のでんぷんの有無の調べ方教えてください
リリーマルレーン
2005年08月15日(月) 21時55分

>木からできている品物のでんぷんの有無
植物は光合成で二酸化炭素からブドウ糖を作ります。そのブドウ糖を数多くつないで(数千〜)でんぷんやセルロースになります。どちらもブドウ糖が数多く連なったものですが、セルロースは人間が食べても消化できません、でんぷんはおいしく食べることができます。
木から作られた物質というと直観的にはセルロースからできているとおもわれますが、これらはヨウ素でんぷん反応を起こしません。木からできた(木でできた)木の実にはでんぷんが含まれているでしょうから、たぶん木の実ならヨウ素でんぷん反応が見られると思います。
なお、木からできたものではありませんが、じゃがいも、さつまいも、大豆、お米・・・食べ物として普段目にしているようなものは、みなでんぷんが豊富に含まれています。



(155) (Re:151)
Re:木製品のでんぷんの有無の調べ方教えてください
mimami
2005年08月16日(火) 10時06分

リリーマルレーンさん
返信ありがとうございました。
セルロースについて調べてみたいと思います。



(158) (Re:155)
Re:木製品のでんぷんの有無の調べ方教えてください
リリーマルレーン
2005年08月16日(火) 19時19分

>セルロースについて調べてみたいと思います。

高校化学の参考書で αブドウ糖と βブドウ糖を調べてください。α型のブドウ糖が多数連なったのが「でんぷん」、β型が多数連なったのが「セルロース」です。

炭素が5個と酸素が1個の6員環が基本構造で、α型は、1番目のCに-H,-OH、2番Cに-H,-OH、3番Cに-OH,-H、4番Cに-H,-OH、5番Cに-CH2OH,-H が結合しています。(1番Cと5番Cとが酸素Oを間に挟んで環状になってます)
β型は、1番目のCに-OH,-H が結合している点が異なっています。
6員環の上に飛び出しているものを先に書きました。分子式ではC6H12O6 と表され、違いはありません。立体構造が異なるだけです。

さて、ブドウ糖が順々に結びついて、でんぷんやセルロースになりますが、1番Cの-OH と次のブドウ糖の4番Cの-OH から水1分子を失って結合していきます。
最初のブドウ糖(1番)C-O-(4番)C次のブドウ糖、という感じです。

ここで、α と β との違いが構造を大きき左右します。αブドウ糖の場合は、6員環の下側に飛び出している-OH 同士が結びついていくので、次第に全体が曲がっていて、出来上がった「でんぷん」は同心円状を描きます。
βブドウ糖は1番目Cについている-OH が( α型と違い)下向きなので、上向きの4番Cの-OH と順に結合していく「セルロース」分子は直線状に伸びていきます。

人間は αブドウ糖が連なったでんぷんを分解してブドウ糖にする酵素を持っているので栄養として利用できますが、セルロースは分解できません。ヨウ素でんぷん反応も、αブドウ糖が連なっていることが反応の原動力でしょうから(仕組みは知りません)、セルロースでは反応が起きません。(草食動物は、セルロースを分解する酵素は持っていませんが、腸内細菌がセルロースを分解するので栄養として利用できます)





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