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鉄と綿
伊笠 摩耶
2005年02月04日(金) 23時01分
別の会議室〔複数〕でも話題になっている鉄と綿の重さの話です。
私が以前祖母から聞いたのは(もう五十年ぐらい前ですが)
『鉄一斤と綿一斤』はどちらが重いか
というクイズだったように記憶します。決して浮力だのアルキメデスの原理だのという高級な事柄ではなくて、その昔は測る対象によって『斤目』がちがっていて、鉄は160匁、綿(これは実がついたままで測ったのだそうですが)は600匁を一斤としたのだということでした。
このあたりは小泉袈裟勝先生が計量の解説書にお書きになっていたとも思うのですが、今の出題された先生がどんなつもりだったのかはよくわからない。
今だったら、水一オンスと金一オンスはどちらが重いか
ということになるんでしょうね。
いかさ まや
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(Re:25)
Re: 鉄と綿
aromatic Kam
2005年02月05日(土) 00時09分
金(かね)と鯨は二寸違う。
などといってみても、混ぜっ返しにしかなりませんですね。
== 【化学教育】【情報授業】【情報教育】進行役 == aromatic Kam / 嘉村 均
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(Re:25)
Re:鉄と綿
桑嶋幹
2005年02月05日(土) 02時16分
桑嶋です。
この問題の学習の意図は、明らかに「密度」ですね。密度を単位で説
明することができないため何とか言葉で理解させようとしているので
しょう。
単位体積あたりの質量の比較をすれば良いのですから、本来であれば、
重力も浮力を持ち出して話を難しくする必要はありません。単純に物
質の質量とその体積がどうなっているかがわかれば良いだけです。わ
ざわざ水の中に入れる必要もなければ、空気中の浮力などを持ち出す
必要もないと思います。そういう意味ではイルカさんが言われている
重さの話も、中学1年生に重さの定義から説明しても混乱するかもし
れません。
例えば、角砂糖と、角砂糖と同じ大きさの鉄の塊はどっちが重いか。
まず、こういったことを理解してもらうのが重要だと思います。その
先、アルキメデスの話や浮力の話を出して考えてみましょうというの
は面白いと思います。授業の流れがどのように進んで、あの問題が出
たのか分からないので、何ともいえませんが。
あと、イルカさんの
8977) Re2:鉄と綿。
ですが、
『体積の大きい綿のほうが、【重さが大きい】となります』
は訂正する必要があると思います。
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